海外起業というテーマで
ちょっと昔を思い出しての記事になります。
日本じゃありえない事とか、意味がわからん事とか(ㆀ˘・з・˘)
思い出したら都度書いていきます。
さて今日の記事は、
どんな状況でも知恵を絞り出せばなんとかなる
という教訓です(だいぶ大袈裟に言ってます)
さて、日本でも海外でも会社を設立する時に絶対必要なもの。
はい「社名」です。
「社名」は会社への思いとか、会社のアイデンティティを込める大切なものです。
そんな思いを込めた社名が、、、
なんだか良く分からない理由で、
いとも簡単に却下されたらどんな気持ちになりますか?
(‘◉⌓◉’) とりあえずこんな顔になります。
さて、その顛末をお伝えします。
初めての海外での設立という事で、日本でも様々な準備をして、
現地の知り合いにコーディネートしてもらって設立を進めていました。
そこまで準備していても、、、
予想外な何かが起こる海外起業!!
この国で会社を登録するためには、
まず登記所に行き、社名の許可を得なければなりません。
ここで、社名がダブっていたり、
トンデモ社名を排除していきます。
その辺もリサーチ済みでしたので、
特に問題もなくさくっと終わらせるつもりでしたが、
窓口に書類を提出すると
「その社名はダメよ~」と一蹴
(ノ゚Д゚)えっ何で? と当然質問したところ
窓口のお姉さまがいうには、
「ついこの間から、
社名に業務が分かるような単語は入れちゃダメなの~」
(‘◉⌓◉’) ??はい?
「とにかくダメなの~」
「ダメなものはダメなの~」
実はこの時「○○ソリューション」みたいな
ITっぽい業務を示す社名を考えてたのですが、それはダメだと・・・
しかし、そこは既に2年以上もこの国に関わってましたので、
もしもの為にと!!
第2候補、第3候補まで用意していました。
しかし!!!
全て撃沈。
理由を聞いても、そういう決まりだから一辺倒
その時は温厚は僕もさすがに頭にきて
「もう、う○ち君株式会社でも良いんじゃない?」
とコーディネーターに愚痴るくらいにヤサグレかけましたが、
そこは自暴自棄にならず、必死にひねり出しました。
それこそ窓口の前でウンウン唸りながら
そうすると残っていた最後の一雫
これからの会社の挑戦や思いを表す会心の社名が出てきました。
これでダメだったら出直しだ!
その熱意が通じたのか、やっとお姉さま審査が通り、
社名を登録することができました。
その後に、コーディネーターに理由を聞いても
コーディネーターも理由が分からない。
とにかくそういうものなんだと、
納得するしかありませんでした。
日本の物差しだけを無理やり持ち込んで
それを理解してもらおうとしても、どうしようもありません。
柔軟に対応しながら、解決をしていくのです。
この国の人に対しても同じでした。
勝手な常識を押し付けるのではなく、
相手を尊重した上で、こちらのやり方が正しいと信じれば
その人との関係性上で新しい常識を作っていく。
時間はかかりますが、
そういう風にお互いの理解を深めていく事が大切でした。
この辺は違うテーマになるので、また別の機会にします。
さて後日談ですが、
その後のさらに大変な山場も潜り抜けた設立の数ヶ月後、
現地の知り合いが設立したIT会社の名前が「○△ソリューション」
再びの(‘◉⌓◉’)
なにやら、「業務が分かるような社名はダメ」という条件は
いつの間にやら無くなったとの事。
何でその条件をつけたのかも、何で無くなったのか?
今でもわかりません。
ま、しかしそういうものです。
日本とは違います。
そんなことを気にしてたらエネルギーがいくらあっても足りません。
さら~りと「へ~そうなんだ」で流せるくらいの余裕が必要です。
柔軟に考えるしかありません。柔軟に考えるからこそ、
どんな状況でも知恵を絞り出せばなんとかなる
のだと思います。
さて、海外での起業や日常ネタについては
思い出したらまた書いていきます。
お読み頂きありがとうございました。